層雲峡に行った

先日、層雲峡に行ってきました。
横手から大館に向かう途中、すごいきれいな花畑がありまして、そういえば去年も見たなーって思っていたら、まったく同じ日に去年はチャリで通っていたことを思い出し、不思議な縁を感じました。結局、なんの花なのかは分からずじまいなのですが、後ろにある木造の小屋がいい雰囲気をかもし出してます。阿仁です。
そういえば、去年チャリで出会った大阪から来たという学生は無事に就職できただろうかとふと思いました。手紙をよこすとか言ってたけど来ないところを見ると、ちょっと押しが弱いのかなという印象。意味不明ですが。
実際に行った層雲峡は比較的落ち着いたところでしたが、結局は観光地に群がる観光バス、ツアー客。自分自身、一般的な旅行者とは違う路線を歩いているのかもと改めて思ってしまいました。銀河の滝も流星の滝も非常にきれいだったけれど、ツアーで来ている人たちはこれを見て何を思うんだろう、たったの数十分見ただけで、バスに乗ってきただけで、写真の中でしか結局は思い出せなくなるんじゃないか、そんな気がしました。滝を見るなら、自分の足で奥まで見に行って、やっと見えたほうが感動も何倍になるのに。そう思ったけれど、それは出来る人と出来ない人がいるのかもしれないなと、そんなことを思いつつ430mの階段を上って双瀑を見に行きました。久しぶりに階段を上って、これは自分の求めていたことなのかもしれないとふと感じ、そんな感覚に浸りながら双瀑を眺めました。銀河の滝も流星の滝も名所であることには変わりはないけれど、その周辺の岩や川やそういうものに囲まれた雰囲気が作り出しているものなんだと思いました。
そのまま自転車(レンタサイクル)をこいで大函に行き、超濃厚なソフトクリームを食べて帰ってきました。ソフトクリーム屋のおばさんは秋田県峰浜村の出身でした。
久しぶりに自然を目の当たりにしてきましたが、層雲峡に拡がる柱状節理と川の音は吸い込まれそうになるほど静かで、その中に身を置くだけで満足しました。
大雪山にも登ろうと思いましたが、7合目で引き返し、温泉に入って帰ってきました。
最大の誤算は車にデジカメを忘れていったことでしたが、たまにはこういうのも必要だなと強く感じました。次は絶対に熊野に行きます。