梅雨

とうとう梅雨前線なるものが天気図にお目見えしてきた。また湿気の多い季節。鬱。
梅雨前線は停滞前線っていう種類のものなんだけど、散々天気予報で前線って言葉が頻出しているからイメージできるような気持ちになるけど、たぶん多くの人はよく分からない定義だと思う。気圧の谷ってのも曖昧な用語になっている感がある。天気予報にだまされてはいけない。
そもそも前線というのは異なる空気と空気の境目のことで、別に前線があるから雨が降るってわけではなく、暖かい空気と冷たい空気が接した場合に、暖かい空気が上昇して雲ができて雨が降りやすいということ。
梅雨前線はオホーツク海の冷たい空気と太平洋の暖かい空気が接したところに形成されているわけですけど、西日本の場合はむしろ二つの空気の湿度の違いが顕著で、梅雨前線の北では乾燥して南では非常に多湿。よって大気の下層に南から多湿の空気が入り込んだ場合大雨になりやすい(単純に水蒸気の多い空気が入ってくるわけですから)。
簡潔に言うとこういう感じでしょうか。
ま、いずれにせよ梅雨の動向には注意しないと、ですね。