気持ちで走れ

先週から続く8連勤ですが、ようやく残すところあと2日となりました。さすがにきつかったですが、あと泊まり勤務がひとつだけなので大丈夫そうです。早出が少なかったのでありがたかったですね。今月は気持ち的に休み無しなので(休みの日は組合行事かマラソン)、ハセツネまで精神的にも気持ちで走れるようにしたいと思います。出来るかな・・・(笑)。


ハセツネ試走からの一週間、膝がほぼ死んでいたのですが、確実に回復しております。
ランニング中に多少痛みがあったものの、軽めのジョグとグラウンドでのランニングを少しずつこなした月曜日、奥羽山脈アタックをすべく計画。ターゲットは薬師岳経由で和賀岳にロックオン!


9時に勤務終了後、速攻で帰宅して準備。熊鈴もバッチリ。多少準備にもたついたものの昼過ぎには登山口への入り口である真木林道へ到着。登山口まで車で行く予定でしたが、工事中で通行止めの看板が・・・。この辺で下調べの甘さが出てきます。山に行くのにこの準備の足りなさは何だ、こんなんで山に登れるのか、熊にやられるかもとかといった不安ばかり(笑)。
とりあえず工事現場の入り口に車を停めて工事の人に奥に行けるか聞くと、間髪なくオッケーという回答が。なんか心配しすぎて損したなと思いながら、ダブルトラックの林道を30分ほどランニング。途中の真木渓谷は深緑で素晴らしい。きっと紅葉時期はもっとイイ。
スケールの大きさを写した写真がなかったのですが、こんなところ。


薬師岳登山口である甘露水から気を取り直してスタート。ブナ林の中を登っていきます。登山道の勾配がどうこうよりも足場が不安定なため走ることもなく(心拍170振り切ってたので走るに走れませんが。歩いてるのに170超えてしまうあたりがやばすぎる)、途中の沢越えもクリア。沢から流れる水は冷たくて生き返りました!ブナの伏流水でしょうか。美味しかったです。


そこからはまたブナ林の中をガンガン登山。苦しくて死にそうなのに、登山道整備のため刈った草が登山道の上を覆い、シューズのグリップが全く感じられない状況に。高度も高くなって空気も多少は薄くなってっきてるのかな。だんだん道は細くなり、山の傾斜を避けるためかジグザグ道を進んでいきます。気持ちが切れそうになってきて引き返してもいいかなと弱気になっていると、いつの間にかブナがなくなって背の低い木が増えてきて一気に視界が開けました!

絶景かな、絶景かな。


そして気を取り直して尾根道に突入です。下の写真の尾根は秋田県岩手県の県境。右側が秋田県で左側が岩手県です。岩手県の集落が見えますね。沢内村かな?

薬師岳の頂上付近は険しさもなく、ドーム状になってます。薬師だけを越えると薬師平と呼ばれる丘陵地で、初夏には高山植物で覆われるらしいです。このときはほぼ笹ヤブ(笑)。薬師平から薬師岳を眺めると、ここが1200m以上ある標高の場所とは思えないほどですね。

薬師岳から横手盆地が一望できます。もう少し天気が良ければもっと遠くまで見えそうでしたが、あいにく天気が下り坂でしたので、空気が濁ってました。残念です。


和賀岳まで行こうかと思ってましたが、林道の入り口で出遅れたため、薬師岳で出会った登山の方と話をした結果やめることにしました。一応ライトを持っていきましたが、さすがに暗くなってから慣れない山を歩く気にはなれなかったので。その人は和賀岳まで行ってきたそうで、すごい良かったと言っておりました。登山の人は地形図に情報を書き込んでいました。地図だけ持っていった自分とは違いますね。勉強になりました。ちなみにその人は林道工事も知ってました。ネットで調べられたようです・・・。


下りは慎重に慎重に。落ちたら崩壊地へまっさかさまです。最初は恐々歩いてたんですが、さすがに頂上付近の尾根沿いで1時間くらい遊んでたので高度や景色にも慣れてきてたので、飛んだり跳ねたりしながら下ってきました。途中の水場でまた休憩して足に水をかけてゆっくり下っていきます。
上りは1時間半くらいかかりましたが、下りは1時間弱で降りてきました。膝がだいぶ参っていたので、林道はゆっくり歩いたり歌ったりしながらして無事に下山しました。かなりきつかったけれど楽しかったです。

ですが、薬師岳に登るならもっと時期を考えようかなと思いました(笑)。次は是非高山植物の時期に行きたいですね。


山も仕事も気持ちが大事。そんなことを思っている9月です。