柳本ジャパン

バレーボールの中継がやっていたので、久しぶりに見ていた。
けっこう接戦だったのだが、アメリカに負けてしまったようだ。相変わらずの実況はアイドル的な文句のオンパレードで閉口するのだけれど、試合自体は中身の濃い試合だったと思う。
監督論議もどのスポーツでもいろいろあるようだけれど、柳本監督はそれなりに良い監督なのかもと思っている。
アテネの頃は栗原恵とか大山加奈とかの人気選手を使うことにメディアが傾倒したけれど、ある程度一本の筋を通して使ったのは評価されるべきところだと思う。
今回のワールドグランプリも菅山かおるがブレイクしたみたいだけれど、もともとリベロの選手をアタッカーで使うあたりに意味を感じる。年齢的にいっても北京までは菅山は持たないかもしれないけれど、アタッカーとしても使えるリベロを育てることに意味を見出してもいいと思う。
アテネの頃はリベロ成田郁久美(旧姓大懸)だったけれど、成田もアトランタとかシドニー予選の頃はバリバリのアタッカーで、アトランタでは大林とかを押しのけてエースを張っていた。代表選考の中でのリベロ登録だったわけだけど、柳本監督にはそういう一貫性があるように思う。
リベロとして使えるアタッカーがいることで、コート上でのレシーブに関しては非常に強くなるし、世界との体格差を考えれば強化のポイントだと思う。
メンバー的に考えても若干の物足りなさを感じる今回の代表だけど、3年後の北京に向けては段階を踏んで強化できているのかなと見た。
テレビを見て勝手に感じた感想を述べてみました。