爆弾低気圧

なんか最近話題みたいです。
専門用語が周知されるのは嬉しいことです。爆弾低気圧は発達の度合いで格付けされた温帯低気圧です。中心気圧が1日で24ヘクトパスカル下がるとそう呼ばれます。つまり実際に爆弾低気圧かどうかは観測されてからということになります。
温帯低気圧は上空に寒気が流入するか下層に暖気が流入した場合、上層と下層の温度差が大きくなって、上層の寒気が下降、下層の暖気が上昇することにより、位置エネルギーが運動エネルギーに変換されて発達します。地学じゃなく完璧物理の世界です。
爆弾低気圧になるには上層と下層の温度差が大きいことが絶対条件かと。
低気圧内で地上が寒気に満たされると運動エネルギーは生まれなくなり発達は止みます。
寒気と暖気の境が前線になりますが、一般的に寒冷前線(寒気が優勢)の方が温暖前線(暖気が優勢)より速度が速いので、寒冷前線温暖前線に追い付きます。追い付いた地上部分(閉塞前線)では寒気同士が接するので、地上が寒気で満たされて、低気圧は衰退することが多いです。ケースバイケースですが。
地上天気図で判断するのは良くないですが、少しは役立つかもしれません。
立たないか…。
雪降らなきゃいいなあ。