モラトリアム

本日の昇進試験の面接で、2月から始まった試験のプレッシャーからは解放。
出来はともかく、まずは終わってホッとしております。
あとは結果を待つばかり。


4年前も2つの試験が重なったんですが、今年のほうがプレッシャーを感じながら取り組んでいた気がする。
それは入社してから6年も経ったからなのか、昨年受験しなかったからそのせいなのか。たぶん後者。

一次試験の結果とかを通して、それなりに葛藤もあったんだけど、社会の縮図のような気もして、きっと会社の中って誰もが望んだとおりの結果は得られないんだろうなと、ちょっと偉そうだけどその一端を感じたような気もする。
その中で自分の得ていることや自分の選択した道が、いったいどれだけの人に影響を与えたんだろうとか、いったいどれだけの人の時間をロスさせているんだろうとか、そういったことを考えてしまう自分もいて、そういうときとても苦しくなる。


きっとそんなことは日常のように発生している環境もあると思う。それが当たり前に起こる環境が果たして良いことなのか、それともただ自分を苦しめるだけなのか、そんな狭間で揺れ続ける自分もいるのも確か。

こんなことを考えることは突き詰めれば無駄なことなのかもしれないけれど、今の自分としてはそう考えることは大切にしたいと思っている。


何を得て何を失うのかは分からないけれど、とりあえず前には進んでいるという実感はある。
結果論ではあるけれど、自分が一年間のモラトリアムを選択したことに対しては後悔はない。
ただ前進するだけが重要じゃないと、自分自身の人生の彩り方を思い出させてもらったと思う。

この一年、仕事と趣味とのバランスに関して考えることができるようになった。
バランスが取れる取れないではなくて、そういう観点を持ちながら生活できるようになったかな、と。


この一年でようやく社会人になれたかなと、恥ずかしいながらも今そう思っています。