陣馬山トレイルレース

先日、無事に陣馬山トレイルレースを完走してきました。初めてのトレイルランの大会でしたが楽しかったです。欲を言えば、もっと少ない人数でマイペースでずっと走れたら良かったのですが、それは仕方ないですね。あれだけの狭い山中で1300人も走ってるんですから・・・。


ハイキングしてる人たちも多かったので、自分はすれ違う方々全員に挨拶して走りました。ハイキングとトレイルラン、どちらが異質かといえばトレイルランだと思っています。ハイカーの中でも無視する人もいれば、手を叩いて頑張れと言ってくれる人もいました。
自然の中を走るわけですから、トレイルランが環境負荷という点においては推奨されるべきものではないという意見もあります。あれだけの人数が一気に同じ道を走るわけですから、折れる木の根っこもあるでしょうし、土が削れて根っこがむき出しになることもあるでしょう。
それでも環境負荷という点では、自然の中を走ることはそれほど影響を与えることではないと思っています。


それよりもマナーの問題が重要ではないか、と。
途中でコース脇の山中で用を足している方がいました。故意ではないにせよゴミを落としてしまう方もいたでしょう。
そういった意味ではレースという競技を志向する形ではこれらのことを厳密に守れないだろうと思うのです。
別にトレイルランを否定するつもりもないですし、今後も出たいと思いますので、自分なりにそういった面を考えて参加したいなと思っています。
まあマラソンの大会でもトライアスロンの大会でもそういう問題があるのはいつものこと。自分の極限を見つめる持久レースだからこそ、そういった基本的なことを守らないといけないなと思います。


さて能書きが長くなりました。
レースですが、目標としていた2時間半には届かず、2時間33分で終了。


スタート直後から続く登りでは一緒に参加した先輩方とレースを進めます。途中の給水(給水は柄杓!)で柄杓で水を飲もうとした瞬間、柄杓の柄に隣に来た選手がぶつかり、水をこぼしてしまいました。テコの原理だと思って笑ってしまいましたが、おかげで先輩2人には文字通り水を開けられてしまいました。
階段状の登りを、先行する先輩の姿が見える位置で追走。が、途中の下りで寒さを感じてウインドシェルを着ようとしたら絡まり見失ってしまいました・・・。


以降はマイペースで陣馬山山頂へ。けっこう見晴らしよく、水を飲みながら小休止。
その後は急な下りへ突入。スピード感がたまらない下りですが、前日の雨で脚がとられ苦しみます。それでも直線になると周りの選手と追い越したり追い越されたり。この繰り返しがすごい楽しかったです。アウトインアウト!ってこういうことだ〜、と実感。トレイルランの醍醐味はやっぱり下りですね。
途中の木の根っこで脚をくじきましたが、なんとか大丈夫。けっこうすごい音がしましたが・・・。


下りきると、前に先行してた先輩をとらえ、舗装路を登り始めてしばらくするともう一人の先輩の姿も。とらえたー!と思ったのもつかの間、そこまで。
舗装路の後半は筋肉が硬直した感じでまったく動かず。トレイルランの影響かエネルギー切れか。おそらく塩分の枯渇かと思われますが、補給は来年の課題ですね。どうもうまくいきません。パワーバーをぶちまけたのも痛かったです。レース補給には慣れが必要ですね。
その舗装路の登りで再び、さっき越した先輩にも抜かれ、死にそうになって最後のトレイルへ。


最後の下りのトレイルは、アドベンチャーっぽい感じで最高。倒木や枝、ちょっとした岩場など面白かったです。ただ自分の脚が使い物にならず残念。さすがにレース終盤になると、周りにはそれほど参加者もおらずマイペースで下ります。残り5kmと言われていたが、あっという間にトレイル終了。
ラストのゴールまでの舗装路は、今までのコースにない明るさ。あ〜帰ってきたなあとしみじみ。今までの薄暗いトレイルを走るのも気持ちよかったけれど、最後のこの明るさもすごい嬉しいものでした。
両脚のあらゆる部分が攣ってましたが・・・(笑)。


そして無事にゴールへ。終了後のすいとん、参加賞の大根、遠い駐車場、高かった秘湯代金(笑)。
トレイルラン、楽しめました。東北地方にいると、レースはなかなかないのが現状です。練習にできるだけトレイルランを取り入れて、地足を作っていこうと思います。


参加の皆さん、お疲れさまでした。