"Good Job!"の持つ意味

ということで昨日のフロストバイト。
ラソン後は相変わらずのノーランニング調整・・・。そして中間テストも終わった週なので飲みまくり・・・。
大丈夫か、ハーフマラソン


まあ先輩と合流して、不案内さにビックリしながらも、きっとマラソン大会というのはこういう姿であるべきなんだろうなと思いました。
日本の大会は、本当にすばらしいスタッフとボランティアによって支えられています。しかしスポーツの原点は、自分で考えて行動することであって、自己責任という形のレースというのはこういう形なのかもしれないなと思いました。
看板もなく、プログラムもない。あるのはスタートゲートとフィニッシュゲートとやたら陽気な給水所と超適当な距離表示。
そんな大会だからこそ気楽に参加できるし、スポーツに対してアメリカは積極的なのかなと。


それにしても横田基地の中を走るというのは貴重な体験でした。他とは鉄柵一枚で仕切られている中に、輸送機はいるし、軍隊がいるわけです(そんな感じしなかったけど)。
柵を超えたところには道路が走っていて、ラウンドワンが見える(笑)。
今、米軍に対して国会でも論議されている部分ではあったし、沖縄に行って戦争が身近に感じた中で、今回のマラソンで感じたこと。それは「なんなんだ、このギャップは?」ということです。
テレビではいろんな報道がされているし、イラクでの米兵の行動も反響を呼んだ。そして日本人は戦後教育でアメリカ万歳、日本は反省しなければならない的なことが頭の片隅に意識させられている。
その中で基地内の雰囲気はなぜにこんなにもアットホームなのか。もちろん昨日が緊迫した状況でないことはあるにしても、初めて基地内に足を踏み入れた自分にとって、イメージと現実のギャップは非常に新鮮だった。
たかがマラソンで、そこまで軍の内部を見せるわけがないだろうとも思う(それは当然)。
そして自分たちが走った場所は超安全な場所だったんだろうとも(居住スペースとか学校とか体育館とか)。
それでもきっとここに来ている米兵だって、国にかける威信とともに、何か楽しみを探しているんだろうかと勝手にそう思いながら走っていました。
走っている自分たちに"Good job!"と連呼してくれる彼らとタッチしながら、自分はまだまだ世界を知らないと、そう思わずにはいられませんでした。
来年も出たいと、そう思いました。


何よりも、いつも陽気にタッチしてくれたり、英語で励ましてもらうのって気持ちいいですよ。
トレーナーは赤だったので、あんまり着ないなあという感じで、またもらいにいかないと。
ちなみに記録は手元の時計で、1時間35分59秒でした。ベストから8分遅れ。ま、今はこんなもんでしょう。前半渋滞した割には良かったですね。もちろん終盤の失速もお約束でした・・・。