サフランボルが呼んでいる

いよいよサフランボルに着いて、全力で観光するつもりの旅行だったのにめちゃくちゃのんびりしてる私です。


サフランボルオスマントルコ時代の民家建築が保存されている小さな街です。サフランボルの中でもチャルシという地区が世界遺産に指定されているみたいで、自分たちが泊まったのも世界遺産地区の中のチェシメリコナウというホテル。雰囲気がすごく良くて、歴史を感じます。そこまで考えてなかったんですがイスタンブルサフランボルカッパドキアも全部世界遺産地区の中に泊まることになってます。日本だと白川郷に泊まるようなものかな。日本の白川郷サフランボルかもしれませんね。建築様式が保存されてるのがすごく雰囲気があります。

サフランボルに到着したのは午後2時頃、お腹がすいてきつかったので、まずはロカンタへ直行しようかいうことに。といってもどこに入るか決められず、小路のおじちゃんが微笑んだ食堂に決定。といってもおじちゃんは麻雀みたいなゲームに興じていて、おばちゃんが案内してくれました(笑)。おばちゃんは「指差し会話帳」のコピーを持ってて、会話がなんとか出来ました。会話帳の重要性を信じ切れずにいた自分たちですが(イスタンブルはけっこう英語が通じた)、サフランボルで会話帳の威力をまざまざと感じることになりました。
これ、すごいですよ!

旅の指さし会話帳18 トルコ(トルコ語)[第二版] (旅の指さし会話帳シリーズ)

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日本にいるときはあまり分からないんですが、現地に来て本当に困ったときにかまり威力を発揮します。追い込まれたときでないと分からないかもしれません。英語が出来ない自分たちなので、早目に出番がやってきたようです。かなり助かりました。
それにしてもケバブがとても美味い!おじちゃんナイス!他のもすごく美味かったです。料理が美味いと一気に街が好きになりますね。おそらくトルコは自分に合ってるかも(笑)。ケバブ最高。


サフランボルは子供もとても元気。英語もかなり堪能です。はっきり言って自分たちよりうまいです。こっちが恥ずかしいくらい(笑)。こちらが出来なさ過ぎなのか、会話慣れしてないだけなのか・・・。けれどこっちに来てだいぶ自分たちも英語慣れしてきました。2人の会話でとっさに英語が出るくらいです(笑)。かなりおかしいです。2人で話してるのに「サンキュー」とか「オッケー」とか「グッド」とか言ってます。
それにしても英語能力の無さには今回の旅行で痛感してます。ここぞというときに表現したい単語が出てこない。単語ってやっぱり一番重要かもとトルコに来て思っています。文法も大事だけど、まずは単語、次は時制かな。昨日なのか今日なのか明日なのか、受験のときは点数しか見てなかったけれど、仮定法とかすごい重要なのかもと改めて思っています。現在完了とか。サフランボルでは英語がそれほど流通してないみたいなので助かってますが。一番参っているのは、自分で時間を表現できなくなっていることです。明日とか明後日とかならまだしも、過去の経験とかこれからの予定を話すときに、うまく表現できないんです。
けれどおそらくジオスとかに行くよりも、ぶっつけで海外旅行に行くほうが効果ありそうです。正しい英語は使えなくて悲しくなりますが・・・(笑)。
こっちに来て改めて分かりましたが、日本人でも英語が分かると思って話しかけられることが多いです。英語なんて!と自分もこれまで思って逃げてきましたが、やはり英語が分からないと悲しいし、逆に自分が話した英語が通じずに無視されるととても悲しくなります。
日本に来た外国人にどれだけ自分は上手く接してきただろうかと思って、かなり反省しました。片言でも気持ちが通じればいいんだ!とサフランボルで感じています。帰国したら絶対外国人には優しくしたいと思います。


サフランボルはお店ひとつひとつで本当に優しくしてくれます。もちろん自分の興味もあるし、全部の店に入ることは難しいけれど、それでもホスピタリティという言葉の一端を知りえた気がします。もてなすことが如何に難しいことか、自分の思うとおりに行かなくても「ノープロブレム」と言える器に自分もなりたいなと、心から思っています。
トルコに旅行に行くと決めてから、たまたま見つけたサフランボル(最初はイスタンブルだけでも良かった)ですが、今回来て本当に良かったと感じています。そんなことを感じたサフランボル滞在です。