温海さくらマラソン

3年連続となる温海さくらマラソン30kmに参加してまいりました。
今年も桜は満開。

アップダウンの素晴らしいコースに桜のトンネル。シーズン序盤の脚作りとして気に入ってます。


今年は運転手を命ぜられ、本荘経由で温海入り。いつも通りのスタート付近に駐車して、アップもそこそこにスタート地点へ。一緒のチームの方々と話をしながら号砲を待ち、ピストルの音ともに桜の広がるあつみ温泉をスタート。
スタート後、一気の登りと下りをこなして、自分の状態を確認しながらペースを保っていきます。5kmくらいからは周りはほぼ同じペースの人たちとなり、抜くことも抜かれることもないような安定したペースで走っていきます。キロ4分半を切るペースを保ちつつ10km通過。ずっとじわじわと登っている割にはいいペース。
調子は良さそう。調子がいいときって自分の中に二つの考えが生まれてきて「もっとスピード上げろ」という自分と「ここはまだイーブンで行くべき」という自分が頭の中でバトルをし、その余力をどこで開放するかということを考えていたりします。今日もそんなことを考えました。
そう、そんなことを考えていましたが・・・、12kmくらいから思わぬ強敵に出くわしました。


トイレです。



(ここから多少表現があれですので、気になる方は読み飛ばしてください)
晴れていましたが風が少し冷たい一日でして、スタートも9時20分と早め。ランシャツで走ったんですが、少し下腹部が冷えてしまったようですね。筋肉だけなら冷えないんでしょうが、自前の脂肪ベルトが冷えて仕方がなかったようです(笑)。((笑)と書いてますが実際のレース中はまったく笑えませんでした・・・。)
5kmごとの給水の水でもまた腹の冷えを促進します。しかしトイレ場所が見えてくるとどうしたわけかトイレに行くようなグルグル感がなくなる・・・。しかしお腹の冷えが気になって全くレースに集中できない(笑)。タイムもどんどん落ちていき、トイレ表示があるたび悩み苦しむこと10km。もはやペースがどうこうとかどこで力を開放とかなんて考えることもなく、頭の中では「トイレはどこだ」「給水では水をもらうのやめようか」「もう何も考えるな」みたいなことしか考えられない状態に。もうフラフラ。汗も運動による汗なのか冷や汗なのか分からない。
いまだかつてレース中にお腹が下った経験のない自分、小学生がトイレに行くのをためらうようなそんな子供のような状態で20kmのトイレをパスしてしまい激しく後悔。それに追い打ちをかけるような下り坂の振動と連続するトンネルの冷たい空気。
もう歩こうか、係員に助けを求めようか、と考えていた残り7km地点、トイレの看板が!とにかく迷わずトイレに駆け込みました。


そして2分で見事にレース復帰。あまりの開放感になぜさっさとトイレに行かなかったんだろうとこの日一番の後悔をしながら、遅れを取り返すべく残りを爆走。トイレ中に越された人も、その前に見えていた人もみんなパスして、ラスト7kmを猛スピードで走りきってゴール。


見事ベストを1分更新しました(笑)。


記録は2時間17分28秒(21分46秒、22分19秒、22分38秒、25分57秒、24分21秒、20分24秒)。
ラスト5kmのスプリットは20分24秒。下り坂とはいえ25km走った後のタイムじゃないな・・・。トイレ効果ってすごい。またひとつ壁を越えたような気がします。またまた2時間15分切りは来年にお預け。中盤脚を使わなかったためラストスパートが効いたという面もあるので、もう少し走ろうと思います。


ゴール後は参加賞で当たった温泉入浴券で、あつみ温泉で最高級の温泉「萬國屋」に入浴。ラッキー。3年目にして初めて萬國屋に入りました。やはり高級感があって広かったです。そのあと恒例の抽選をやって、鶴岡で回転寿司を食べて横手へ。横手でラーメン屋で反省会をしました。ビールが本当に美味い!


4月の3週連続レースもこれで終了。これからまた少しずつ泳いでいかないと。