今年も終わってしまったな

先日、秋田100キロチャレンジマラソンに参加、今年も無事に完走しました。参加、応援、ボランティアの皆さん今年もありがとうございました。
去年は30kmくらいから徐々に失速、50kmからは歩きと走りを繰り返してしまいました。今年はどうでしょうか。


前日は昨年は参加できなかった前夜祭に参加、昨年優勝の方の触ってご利益をもらったり、写真を撮ったりとミーハーになってました(笑)。受付も済ませて風呂に入って帰宅。隣町の風呂はちょっと微妙だった・・・。おそらくもう行くことはないでしょう・・・。前夜祭も角館泊まりでなければわざわざ行かなくていいかもなあと思いましたが、チームの方とゆっくり話せるのも前日しかないのかもしれないですね。


当日は2時半に起きて最終準備して角館に出発。5時のスタートに備えて準備を整えます。気持ちがだんだんと高ぶっていくのを感じますが、それほど緊張感はありません。リラックスできていると自分で感じながらスタートを待ちます。膝の不安はありますが、一歩一歩進むだけなのでそれほど気負いもありません。

そして5時、いざスタート!

序盤はカニタマ君と手形S藤さんと進みます。

カニタマ君は昨年一緒に参加、自分が早生まれのため同じ年齢で毎年レースしてることになります。どっちが早くクリスタルになれるかなあ?カニタマ君は来年出ないつもりのようですが、私が一度はリタイアする予想らしくお互い38歳でクリスタル達成という青写真(笑)。
S藤さんは今年初参加ながらも練習で男鹿一周88km(ショーワ合宿のコースから若美カット、寒風山はもちろん含む)をなんと2回も走破したそう!す、すごい・・・。想像しただけで吐きそう(笑)。あの寒風山をランニング・・・、門前から八望台までランニングで行くの・・・、うげっ。ちなみに8時間くらいで一周できるそうです。すごい猛者がいますね。


30kmくらいまで快調に走り、多少オーバーペース気味と感じていましたが心拍は150を超えてはいなかったので、このまま行けるところまで行こうと思っていたところ、左脚の動きの鈍さとともに徐々に感覚が無くなっていきます。あー来た来たと思いながらもバランスを整えて走ることだけに集中し、ペースを少し落として第一関門(35kmくらい)に到着。腹が減ってやばかったため、ここでなめこ汁やパン、漬物などしっかりと補給。りんごと梨を両手に持っていざ大覚野峠へ!
カニタマ君には30kmのエイドで離され、S藤さんとはエイドでキツイキツイと話しながら関門を再スタート。峠からは自分が先行、峠のてっぺんではイシオカパパママのコーラを今年も美味しくいただきました。峠の下りでは今年はうまく下れたような気がします。気負いもせず淡々と。下り途中のエイドがちょうど42km地点。去年は4時間02分くらいでしたが今年は3時間51分で通過。ついにフルマラソンで4時間切りを達成しました(笑)。


そのまま50キロ地点まで下って、去年より15分ほど早く4時間35分くらいで到着。今年も家族が見に来てました。実家を離れてもう12年になります。地元の大会に参加することで家族も見に来やすいし、こういうときでもないと集まれないのも確か。地元だから同級生とかもバッタリ会ったりもするし。

脚は死に掛けてるけど気持ちはまだまだ元気。ここから死の後半が始まるとは・・・。ちなみに後ろにエイドの様子が写ってますね。どこのエイドもこんな感じで盛りだくさんです。フルーツ天国。果物好きの自分には夢のようです。梨ばっかり食ってました。だからトイレが頻繁だったのかな(笑)。そして今気づきましたが、横に写ってる人はたぶん女子の部で優勝した方ですねー。なんと65歳!まだまだ自分も満足していられませんね。


後半は下り基調のはずですが、脚が動かなくなり、とにかく停まらないことだけを考えて我慢のラン。エイドでは確実に補給と会話して(どこのエイドでもゼッケン記入の出身地話でかなり盛り上がる、大館出身というだけで会話が止まらない)、エネルギーと気力を補給。けれど、たしか去年もノドを通らなかったジャガイモ、今年も食べれなかった・・・。「ジャガイモはノドを通らないよー、また今度」と言ったときの子供の残念そうな顔が忘れられません。来年は絶対に食べようと思います。
両足のハムストリングスが攣りかけて完全に気持ちが折れかかった65kmでは名物のシソジュースがギリギリで心をつなぎ、あとは気力で脚を動かすのみ。越すランナーも越されるランナーもみんな同じよう。80kmのマルメロエイドを出発した時点で激しくペースダウンしなければサブテンはできると確信。せっかくここまで歩かずに来たんだから、ここで歩いたらハセツネなんて行けないなと思って、エイド間はとにかくゆっくりでも走り続けました。最後の下りは思ったよりもペースが上げれませんでしたが、鷹巣盆地の眺望でゴールはすぐそこにあることを感じながら、最後のエイドで最後の補給。ここでも梨を3個ほど食べてあとは商店街に向かって飛び込む。ちょっとシャッター通り商店街なのが残念でしたが、アーケードにはたくさんの人が応援してくれました。


ゴールは大太鼓に出迎えられて最後の直線を進みます。妻と一緒にゴールするべと話していたんですが、どこを探してもいない!去年は親とゴールするつもりで「ゴール前にいて」といったらゴールした直後の場所にいたという苦い経験があったので、今年は妻に「ゴールの手前だや、コースの脇だや」と口をすっぱくして言い続けたけどやっぱり分かりにくかったか・・・と思ってたら、先にゴールしたカニタマ君が居所を教えてくれました。本当にゴールの直前にいました(爆笑)。そりゃー探せないわーと思って、はははと笑いながらも泣き笑い。そして相変わらず妻のほうが先行して手を引っ張られながらゴール!100キロマラソンはやはり人生の縮図か(笑)。


目標だったサブテンも達成し9時間54分11秒(手元の時計)、カニタマ君は9時間09分!速い。
ラップは後で。


天気も良くて暑かったけれど楽しく走れました。この大会はやっぱりいいですね。ゴール後のビール飲み放題はすごいですね。ゴール後のビールは格別ですねー。さ、次はハセツネ。回復だけを考えてあと10日、体調管理します!